「芥川賞を都知事閣下と東京都民各位のためにもらっといてやるもらってやる」と受賞の喜び(?)を語って物議を醸したというか、一躍有名になった田中慎弥さんが産経の記者に本音を語った。
石原都知事の「(候補作品は)バカみたいな作品ばっかり」という発言は知らなかったので、悪意を込めたのではなかったらしい。
芥川賞を貰う前から考えていた台詞だという。
「貰ってやるとは何様のつもりだ」と怒った産経新聞も拍子抜けしたようだ。
Ponkoは田中さんの発言になぜか大甘で、そのくらいの変わり者でもいいのではないかと思っている。
小説家に小市民の良識を求めても仕方がない。
作品を通して評価すべきだという考えだからである。
田中さんは3.11の大震災も遠い出来事のように感じつつ著作活動に専念したと産経新聞への寄稿の中で正直に語っている。
「震災からもうすぐ一年だが、被災者たちがとせのような心境なのか、私にはわからない、絆という言葉をよすがに生きているとして、それを非難はしない。自分一人がではなく多くの人が幸せになれば一番いい。私は自分の今と将来にだけしか頭にない。周りのものが見えてくると、書けなくなってしまうかもしれない。それともこれまでにない作品が生まれるのだろうか」
田中さんは間違いなくいずれ壁にブチ当たるだろう。
それはともかくとして、田中さんの態度に対する厳しい批判が少しは薄れることに期待し、田中さんも世間の厳しい評価に臆することなく次の作品に挑戦して欲しいものだ。
産経新聞(2012/01/30)
芥川賞の田中さん、話題の発言に「他意はないんです」
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by 8000hr
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