今や世を挙げて「地域主権」「地方から国を変える」と叫んでいる時代である。
民主党は勿論のこと、自民党すらも一部に地域主権に賛同する者が居る。
たしか、一時は「地方分権」と言っていたが、いつの間にやら「地域主権」に変わった。
「地方分権」と「地域分権」の違いは、「地域分権」には「地方分権」と「市民分権」の二つからなるそうである。
「市民」と聞いただけて蕁麻疹が出る「市民アレルギー」のPonkoにとっては身体によくない話である。
【もっと自由に】
「私たちの暮らしは、目に見えないところで国の決めたきまりに縛られています。(中略) 私たちの暮らしに身近なことは私たち自身が自由に決められるようにすべきではないでしょうか。
【だから道州制】
「道州制は、私たちの暮らしに身近なことを私たち自身が決められるように、この国の仕組みを変えていくものです」(北海道道州制推進組織)
身近なことを自分たちで決めるのは間違いではない。
しかし、それが「中央政治をぶっ壊す」となると話は物騒になる。
今日の産経新聞コラム「正論」の「中央集権語ることおそるべからず」(藤井聡京都大学院教授)は中央集権を語ることが憚られる今のご時世に異論を唱えている。
筆者は維新の会の「中央政治をぶっ壊す」に危うさを感じている。
その思想信条の基盤は上山信一慶応大学の著書『大阪維新』だそうである。
「日本における政治の課題は今や社会問題の解決、つまり教育・医療・福祉の充実が最大のテーマである」
と書いてあるという。
本書を読んでから(読む気はないが)、コメントすべきだろうが外交・防衛の国家的な問題もそれ以上に大事な筈である。
上山教授は「民主主義は市場原理の応用」とも言っているそうだが、「市場の原理」だけでなく「(中央政府による)統治の原理」も必要だと藤井教授は反論している。
そして「地方分権は国家の脆弱化につながる」と危惧していることに同感である。
産経新聞(2012/81/24)
【正論】中央集権語ること恐るべからず(京都大学大学院教授・藤井聡)
外部サイトまで2クリックでランキングのご支援をお願いします。
↓

by toratoratora
国民が国家のために出来ること